カテゴリー「1985 静岡」の記事

住まいと暮らしの省エネガイドブックその11..

冷房エネルギーを減らす...

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暖房エネルギーにつづいては夏のお話しです。

ひと昔前とは違い近年は暑さがきびしくなってきましたね。40℃を超えるような日も出てきましたので、昼間窓を開けて涼風を取り入れる...なぁ~んていってる場合じゃないかもしれませんが、そんな猛暑の時こそ少しでも冷房エネルギーを減らせるような工夫をしてみませんか。

夏の暑さを防ぐにはまずは太陽の直射光を室内に入れないことですね。太陽の光は室内に入ると輻射熱として家中を暖めてしまいます。冬にはありがたい光ですが夏には大敵です!!

窓や西日の当たる外壁などに、スダレやヨシズなどの日除けをつけましょう...これは室内に付けるカーテンやブラインドの3倍もの効果があるといわれています。太陽の直射光を遮断した効果は抜群で冷房エネルギーを半分にしてくれるそうですよ...

もうひとつは窓を開けて風を通す。最近の暑さはものすごく、なかなか外の涼風を室内に..なんて言うときが少なくなってしまいました。それでも夜に外の気温が室内より下がるころ、窓を開けて涼風を取り込んでみませんか。省エネだけではなく、就寝時の室内空気環境の改善にもつながりますので..

冷房の温度を28℃に設定する..というのも省エネの工夫として有名ですね。設定温度を下げてガンガン運転させるよりも0.3GJ(ギガジュール)の削減に... 電気量でいうと年間30KWh(700円程度)、Co2だと10.6Kgの削減になるようです。

ところでこのCo2の削減量ってどのくらいなの?

Co2の削減量1トンで換算してみましょうか。まずは1トンの量というのは、25mプールひとつ分の体積くらい..っていうと量はわかるかなぁ。じゃぁつぎに私たちがこの1トンを出すとしたらというと、家族4人で東京から長崎を往復したときにこのくらいCo2を排出しているんだって...さいごに木々が吸収してくれる量について。杉の木約71本が1年間に吸収するCo2量が1トンだそうです。

工夫してがんばって暮らしていると、お庭に大きな杉の木を1~3本植えているってことになるようですよ。
今年の暑い夏もそんな工夫して省エネでのりきっていきましょう...



住まいと暮らしの省エネガイドブックその10..

暖房エネルギーを減らすその③...

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その①で窓のお話し、その②では暖房器機のお話しと着衣についてのお話しでしたね。 3回目は暮らし方の基本とも言えるお話しです..

まずは 不要な暖房を使わない です。 点けっぱなしにせずに必要なときだけつける.. そんなあたりまえのことなんだけど、暮らしの中ではついつい忘れちゃってることじゃないですか? こまめに入り切りするっていう習慣が身についてる人は意外に少ないかもね..

気がつくと頭がボォ~っとするくらいお部屋が暖まっちゃてることなんかもあるんじゃない... そんな時は、温度センサーやタイマーがついた器機を使うのが手っ取り早いところですね。

ちなみに石油ファンヒーターを使っている場合で、必要なときだけ..そしてこまめに入り切りする..なんて習慣が身につくと、年間で原油換算だと16L程度、CO2換算だと40kgの削減になるようです。 原油やCO2で言われてもピ-ンときませんよね.. 灯油&電気代で年間1,500円弱の節約になります。

そして みんなで集まって過ごす 
みんなで茶の間に集まって家族団らんで過ごす..ってのが理想かもしれませんね。 模様替えしてそんなリビングや茶の間を演出するのも楽しいかもしれません... これからお住まいを建てる方や改修計画のある方には、「ひとつ屋根の下で..」というようにもう少し大きな空間を考えても良いかもしれませんよ。

人口1億2000万人、5340万世帯の日本中のみんなが習慣付けば... ちょっぴりがんばってみませんか。

 

 

住まいと暮らしの省エネガイドブックその9..

暖房エネルギーを減らすその②...

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前回は窓のお話しでしたね.. 
今回はエネルギー効率と着衣による効率のおはなしです。

まずは エネルギー効率の低い器機をできるだけ使わない ってこと。

エネルギー効率ってどんなことでしょうか? 私たちの使っている暖房器具や家電製品などは電気とかガス・石油などで動いていますね。電気は発電所でガスや石油は製油所で作られて私たちのもとに運ばれてきます。

そんなエネルギーなんですが手元に運び込まれるまでに捨ててしまっている部分もあることをご存知でしょうか。
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こんな表を見たことありませんか? この表のように電気は発電所で作られて手元に届くまでに半分以上も捨ててしまっていることになるんです。だからそのまま電気を使っていると、ガスや石油に比べると効率が悪いよ!!ということになるんです...

そこで登場するのが ヒートポンプ です。この機会には手元に届いた1のエネルギーを3倍にも4倍にもする能力があるんです。エアコンとかエコキュートとかそんなものが代表的な設備器機になりますね。

もちろんガスや石油を使った暖房器具でもこのヒートポンプを使った暖房器具でもエネルギー効率の点から言えば変わりないと言うこともいえますが、大きく差が付くのは暖房する際にガスや石油を使うと、室内で火を燃やすことになりますので、空気が汚れること、水蒸気が発生することで結露するなどという弊害も出てきます。エアコンでも乾燥しすぎる..ってことはありますので、どちらも使い方には注意が必要ですね。

そんなことから、電気を使って直接空気を暖める..ということはすごくエネルギーを使うことになりますので出来るだけやめるようにしてみましょう...

もうひとつは 着衣に工夫して、暖房温度を少しだげる です。

こんな表があるのですが
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この表は、21℃の体感温度を標準として、それぞれの温度で体感温度が21℃と同じになるように着衣量を計算したものです。

見方としては、21℃と18℃の違いは、ポロシャツが一枚増えたことと、上着を厚手スウェットからセーターに変わったことです。

エアコンの温度を3℃下げて使う暖房エネルギーを減らしつつ、着衣を調整することで同じ21℃の体感を得ることが出来ますね...

体感温度アップの目安として、カーディガンを羽織ると+2.2℃... ひざ掛けを掛けると+2.5℃... ソックスを履くと(重ね着すると)+0.6℃... っていわれています。

そんなことしながら自然と向き合うのも楽しいかもしれません。
いつの間にか忘れていた 季節感 を取り戻せるかもしれませんよ... ぜひお試しあれ

住まいと暮らしの省エネガイドブックその8..

暖房エネルギーを減らすその①...

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まずは暮らし方の工夫から暖房エネルギーを減らしてみようというお話しです。

晴れた日にはカーテンを開けて、太陽の日差しをおもいっきり取り込みましょう...
大きな窓からは電気ストーブ3台分くらいの熱が入ってくるようですね。 自然の熱源があればエアコンやホットカーペット、石油ファンヒーターなどの暖房器具を使わずに暮らすこともできそうですよ..

日射を取り込むだけでも¥2,500/年(1.0GJ)くらいの節約にもなりそうです。ホットカーペットや石油ファンヒーターなども使う時間がぐっと減れば¥6,000/年(2.3GJ)くらいの節約も期待できますので、カーテンを開けて暖房器機をつけずに暮らせれば3GJ以上の節約がみえてきそうですね...

そして太陽が沈んでからは、その窓から熱が逃げないようにしましょう...
大きな窓からはたくさんの熱が入ってきますが、逆に夜に逃げる熱の量も多くなります。 雨戸やシャッターを閉め、室内側ではカーテンや障子、断熱スクリーンなどを閉めるようにしましょう。

カーテンなどは断熱カーテンがあったり、カーテンレールにカバーをつけたり、カーテンを床に垂れ曲がるほどまでつけるなどして、熱が逃げるのを防いでみましょう.. そんな工夫で日射を取り込む工夫に比べて倍くらいの節約が期待できます。窓から逃げる熱量がすごく多いことがわかりますね...

我が家では、アルミ遮熱シートを窓の内側に立て掛けています。もちろん腰窓は床から立ち上げています..
冷気が入ってくるのも和らぎますし、アルミが輻射熱を反射してカーテン越しで表面温度も2~3℃違います!!
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こんなのもおすすめです...

まずはいつもより寒い日にそんな工夫をちょこっとやってみてください。 節約の度合いはその時点ではわからないと思いますが、暖ったかくて寒くない..っていう、こんなことでも快適じゃん!!なぁ~んて気持ちになれるかも..

住まいと暮らしの省エネガイドブックその7..

レベル1 暮らし方を工夫する...

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さていよいよ具体的な工夫のお話しが始まります...

まずは レベル1 

ここでは 省エネにつながる暮らし方の工夫についてお話ししています。 お金を掛けることなく、ちょこっとひと手間掛けて暮らすことで 省エネ と 快適 を得ることが出来そうですよ。

さてページを開いてみましょうか...

住まいと暮らしの省エネガイドブックその6..

こんな感じで工夫が紹介されています...

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レベル1 から レベル4 まで順を追ってページが進んで行きます。

各レベルの中でも 暖房エネルギーを減らす とか 給湯エネルギーを減らす など..用途別に省エネの工夫が紹介されています。

ここには、どのくらい減るのかが **%の削減量 というかたちでわかるようになっています。 また、具体的に数値や感覚などでも表現していますので解りやすいんじゃないかなぁ。

なんども読み返してもらえるとよろしいかと...

住まいと暮らしの省エネガイドブックその5..

レベル別の省エネの工夫...

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ここまで 家庭での工夫を見つけようということで、省エネの工夫がどんなところに隠れているのか..そして建物の工夫すると快適な暮らしがついてくる..そんなお話をしてきましたが、いよいよここから省エネの工夫を具体的に紹介していくことになります...

生活習慣の改善から始まって、省エネ家電のこと、お家のリフォームなどなど..それぞれレベル別にお話ししていきます。

”もうやってるよッ!!” っていうことから、 ”へ~ッ!” ってこと、 ”なるほどねッ!” ってことなど..みなさんのレベルも知ることができるかもしれませんね...

住まいと暮らしの省エネガイドブックその4..

エネルギー消費量を把握しよう...

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さてさてどこからやってみようか? というところではないでしょうか..

私たちが生活するのに使っているエネルギーの使い道はどんなでしょう? まずはその用途を整理してみましょう。 それはエネルギーの7用途と呼ばれ ①暖房、②冷房、③給湯、④照明、⑤換気、⑥家電、⑥コンロ(調理)に分かれます。

そんな用途ごとに省エネの工夫を考えていこう..とこのガイドブックではすすめています。

そこでまずはこの7つの用途がどんなバランスかを知ってみましょうか.. エネルギー消費量は地域により変わります(寒い地方と暑い地方では暖房とか冷房の使用頻度がかわりますよね)ので、静岡県の平均的な家庭のバランスが上の図の円グラフに表示されています。

そのバランスは、いちばん消費量が大きい方から、1.家電(冷蔵庫やテレビ..など) 2.給湯 3.暖房 4.照明 5.冷房 6.換気 という順番です。 

最近は家電が大型化してきているということもあるでしょうが、みなさんの予想はどうでしたか? この割合が大きなところから省エネの工夫をやってみる!!ってのが効果的ですし実感もある..ところではないでしょうか。

この先では、この7用途に的を当て、こんな工夫をしてみたらどうかなぁ..ってところを紹介していくことになます...

住まいと暮らしの省エネガイドブックその3..

ぜひ知っておいてほしいこと...

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前回もお話ししましたように 「省エネを..」 というとどうしても淋しい話しに..って感じがしてしまいますよねぇ。でもね、たとえばお家の壁の断熱をよくすると寒さを感じにくくなるし、屋根の断熱を増やすと夏の暑さが和らぐとか、窓に夏は簾や葦簀を掛け冬にはスクリーンを下ろすなどをがんばってやってみると、お家の中がすご~く暮らしやすく(暑さ寒さが和らぐ..)なるってのはなんとなく理解できませんか...

そうなんです、すごく快適になるんです!! 冬に寒さを..夏に暑さを感じにくくなるってのは身体にも精神的にもすごくメリットが大きいですよねぇ。

このガイドブックは省エネが目的ですが、建物や窓を工夫すると 「快適な暮らし」 もついてきます。ぜひ温湿度計など片手に、建物や窓の工夫見つけてがんばってみてくださいね...

住まいと暮らしの省エネガイドブックその2..

省エネの工夫を整理すると...

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”私たちにあった工夫” ってどんなところに隠れているんでしょうか?

省エネって言うと、電気(照明)をつけっぱなしにしない.. とか、暖房の温度を下げたり冷房の温度を上げたり..ちょっぴり我慢したり.. とか、シャワーや蛇口をこまめに閉めたり.. とかがまず思いつくところでしょうか。

そうなんです..そんなところが家庭のエネルギー消費を左右しているところなんです。

そこでこれらを整理してみると、「建物」と「窓」と「設備器機」という分類になります。ちょっと言葉が専門的すぎますね...

「建物」というのは断熱性能のことで、お家の屋根や壁(外壁)、床の断熱がしっかりしていると、熱が逃げにくく..入りにくくなりますので、暖房や冷房のエネルギー消費量が減ることにつながるのです。

次に「窓」ですが、先ほど建物の断熱性能のお話しで、屋根や外壁、床を取り上げましたが、お家の外周部分の中でいちばん熱の移動が大きいのが「窓」になります。その割合は全体の70%ほどが窓...

この「窓」というのは、たくさんの太陽の光(熱)を入れたり、その反対にたくさんの熱を逃がしたりします。また風をいれたりと... 夏と冬ではこの窓の取り扱い方が全く逆になりますが、この「窓」とうまく使いこなすことで、こちらも暖房や冷房のエネルギー消費量が減ることにつながります。

三つ目は「設備器機」です。こちらは、給湯器(ガスボイラーやエコキュートなど)や調理器機(ガスコンロやIHクッキングヒーターなど)を省エネ製品にする..とか、照明器具をLEDにする..などで最近良く耳にしますね。

これらに加えて家電製品もこの「設備器機」に含まれます。冷蔵庫やテレビなどがその代表ですね.. このあたりは器機が格段に省エネになってきているのですが、使う器機が大型化していますのでエネルギー消費量も大きくなっているのが現状でしょうか...

そこでこれらの「設備器機」の選択や使い方を見直すことがエネルギー消費量を減らすことにつながりますね。

こんな感じで大きく三つに分類して、その中を整理しながらできそうな工夫を発見してみましょう..とそんな構成でこのあとお話ししていくことになります。